数学的モデル化:盗聴された場合の確率計算
さて、いよいよイヴ(盗聴者)の登場です。イヴも、アリスが情報をどちら の箱に入れたかは知りません。イヴにできることは、どちらかの箱をランダム に開け、その内容を盗み見するとともに、それを何くわぬ顔でボブに送るだけ です。ただし、盗み見すると同時に、もう一方の箱の情報はご破算(等確率で ランダム)になるんでしたね。
この時、送信情報と受信情報が一致する確率Qはどうなるでしょう。イヴが 選んだ箱が、アリスが最初に選んだ箱と異なっていた場合(異なる確率は0.5) には、アリスの送信情報はご破算(等確率でランダム)になりますから、その 場合は送信情報と受信情報は、確率0.5でたまたま一致するだけです。
次に、イヴが選んだ箱が、アリスが選んだのと一致したとしましょう(その 確率も0.5)。その場合、もう一方の箱の情報はご破算になりますが、どのみち これはランダムなものでしたから、関係ありません。それがボブに届くわけで すが、これは5章の場合と同じことになりますから、一致する確率は0.75です。 結局Qは、0.5×0.5 + 0.5×0.75 で0.625となります。
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