日立製作所の世界最小の非接触ICチップ
日立製作所は「ミューチップ」という名称の非接触ICチップで業界 をリードしています。当初は、アンテナなしで0.4mm角だったのですが、 その後アンテナつきで0.4mm角、アンテナなしだと0.3mm角となりました。 厚さは60ミクロンで、世界最小とのことです。製造工程でデータを読み 取り専用メモリに書き込むので、データの書き換えはできません。これ は制約であると同時に、偽造防止に大きな働きをしそうです。
これだけ小さいと、きわめて小さな物体に装着することはもちろん、 紙幣や有価証券にそのまま埋め込むことも容易です。次の章の事例の他、 2005年に行われる愛知万博の入場チケットに使われるなど引き合い も多く、2005年度に150億円の売上げを見込んでいるそうです。
2004年6月には、5分野10種類の応用システムと、システム開発 支援ソフト「ミューチップマネージャ」(53万5500円)の販売を開始し ました。2005年4月には、離れたところと情報をやりとりするため の無線アンテナも、縦3ミリ横4ミリにまで小さくすることに成功し、 ますます応用の可能性を広げています。
その日立製作所と凸版印刷、日本板硝子はさらに、アンテナ付きIC タグをガラスの中に内蔵する技術も、2004年9月に開発しています。 2004年12月には、書き換え可能タイプのものも開発されました。
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