技術的背景<1>電磁誘導とは
ある回路の電気的な変化を、それとは直接接していない回路に伝える 基本的な原理が電磁誘導です。もう少し細かくいうと、回路Aの電流の 変化が、周辺の空間に磁力場の変化をもたらし、その磁力場の変化が、 別の回路Bに起電力を与える、というものです。
回路は通常、コイルのようにぐるぐる巻いたものが使われます。その 巻き数を増やすことにより、電磁誘導の効率が高まるからです。回路A の巻き数が1だと、いわゆる円電流ということになりますが、円電流は 右回りであれば手前から奥に、左回りであれば奥から手前に、それぞれ 磁束を生み出します。普通のねじは右に回すとどんどん中に食いこんで いきますが、その回す向きが電流でねじ自体の進む方向が磁束、という 関係になります。巻き数がNだと、生じる磁束もN倍となります。但し 図ではわかりやすくするために、それぞれの巻き数は1にしてあります。
回路Bも同じようにコイルになっています。そこを通る磁束量が変化 すると、その変化の大きさに比例して起電力が生じ、電流が流れます。 巻き数がNだと、生じる電流もN倍となります。起電力の向きは、それ による電流がもたらす磁力場が最初の磁束量変化を打ち消すような方向 で起こります。
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