バーコードに似た目的のRFID
1章で述べたように、RFIDは商品の情報を記載したバーコードに 似た目的のもの、と考えるとわかりやすいでしょう。一口にバーコード といっても一次元のものと二次元のものとがあり、後者の方が情報量は 圧倒的に大きいのですが、とにかく商品の名称や分類や価格や製造日と いった情報が図形として印刷または貼付され、それを光学的に読みとっ て処理をするものです。処理というのは、レジでの集計もあれば、在庫 管理もあります。最近では食品安全の観点から、栽培や飼育から始まり 店頭に至るまでの履歴が明示できる「トレーサビリティ」ということも 重要視されています。
これらの情報を図形として表示するのではなく、ICの中に記録しよ うというのがRFIDです。バーコードは専用の光学的リーダーを接触 させることで読み取りますが、RFIDは少し離れたところから無線に よって読み取る(RFはRadio Frequency、IDはIDentification)こと が可能です。当然使いやすいわけです。
また、バーコードは一度印刷されるとそれを修正するのは上から貼り 直すようなことをしなければなりませんが、RFIDはオーバーライト も簡単に行えます(行えないよう制限することもできます)。
但し、価格的には今のところ、バーコードの方が問題にならないくら い安く実現できます。3章と4章に見るように、現在日本でのRFID は、2つの方式が有力と考えられています。
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