公開鍵暗号方式の概念
公開鍵暗号方式というのは、簡単に言うと情報の受け手が、自分向け の暗号化の規則を一般に開示してしまう暗号方式です。数字をそのまま 伝えるのではなく、17を加えて送れ。これも一種の公開鍵暗号ですが、 これではそれを盗聴した人は、「ははあ、では17を引いた数字が正しい 情報だな」とわかってしまい、意味がありません。
だからもう少し正確に書くとこういうことです。
「暗号化の規則は一般に開示するが、その暗号化された数字から元の 数字を復元する方法は受け手しか知らない」。
例えば「17を加える」という暗号規則だと、その規則から「17を引く」 という復元規則が容易に推定できてしまいます。それではダメなのです。 暗号規則から復元規則が事実上推定できなければよいのです。
実はそのために、いくつかの方法が考案されていますが、一番有名な のはRSA暗号と呼ばれるものです。以下図10まで、それについて説明 します。実際にはもっと複雑なのですが、なぜ公開鍵暗号というものが 可能なのか、その基本的な考え方がわかってもらえればと思います。
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