インターネット暗号の3つの特徴
敵に内容を知られることなく味方同士で重要な情報をやりとりする。 言うまでもなく戦争や競争などでは重要なことです。小学生同士の暗号 ごっこなら、例えば文章を2文字ずつ飛ばして読むとか、あいうえお順 に1文字ずつずらすとか、あらかじめ示し合わせておけば、暗号文を作 ることも読むことも可能です。もちろん戦争に使われる暗号ははるかに 複雑ですが、やはりルールを共有することを前提に、暗号の作成や復元 は可能です。敵方はその解読に血道をあげるわけです。
この文章は、暗号を戦争のために使おうという人向けに書かれたもの ではありません。主にインターネットで情報を暗号化してやりとりする、 その基本的な概念や原理を示すものです。この場合、昔ながらの暗号と 大きく異なる点が3つあります。
1つは送る中味が0か1かのデジタル・データということです。複数 のビットによって数字が表現できますから、意味のある文章を訳のわか らない文字列に変換するのではなく、数から数への変換であると言って もいいでしょう。2つ目は、コンピュータを使うので、計算量がかなり 膨大になっても(数秒程度)OKということです。そして3つ目ですが、 暗号規則の非秘匿性です。これについては次項で述べます。
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