NECと通信・放送機構の150km量子暗号伝送
NECと通信・放送機構は、150kmの単一光子伝送に成功しました。これ は2004年3月現在、世界最長となります。
システムは、送信側が光源と符号器、受信側が復号器と光子受信器とで構成 されます。NECが独自開発したシリコン基板上に、符号器と復号器を全固体 で実現することで、光子を往復でなく片道で送るようにしました。これにより 光散乱戻り光による雑音の影響はほぼ排除されます。さらに光ファイバー中の 波長分散(光ファイバーの屈折率が波長により多少異なるために生じる、信号 の到達時間のずれ)もほぼキャンセルされています。また科学技術振興機構と の共同開発で受信器を世界最高レベルまで高感度にしています。
150kmというのは関東一円をほぼカバーする範囲であり、この方式による 伝送の実用化に貢献しそうです。
またNECは2004年9月、100Kbpsで40kmの量子暗号伝送も実現し ています。この組み合わせも世界初ということです。
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